イラン核問題の包括的解決に向けた欧米など6カ国とイランの第3回協議が9日、前日に続いてウィーンで行われました。


アシュトン代表とザリフ外相

6カ国側代表のEU=欧州連合のアシュトン外交安全保障上級代表は協議後、イランのザリフ外相との記者会見で、「重要な分野で溝が残る」と述べ、5月13日の次回協議で一致点を改めて探る考えを示しました。

双方は7月20日の交渉期限を控え、5月の草案作り着手を目指します。アシュトン氏は「合意の具体的要素」に取り組むため、次回は「交渉を次の段階に移す」と述べました。ザリフ氏は「(課題の)50~60%で合意した」との見解を示しました。

協議では、イランの核開発が「平和目的」であることを担保するため、ウラン濃縮などの活動をどの程度まで抑えるかが焦点となりました。アメリカのケリー国務長官は8日、イランが核兵器1個分の濃縮ウランを2カ月で製造できる能力を持つと指摘しました。欧米は活動を制限することで、核兵器製造可能な期間を先送りする考えです。