イラン外務省のキャンアニ報道官〈写真:IRNA/TTXVN)
イラン国内の申告されていない複数の場所から核物質が見つかった問題で、IAEAは今月7日に加盟国に示した最新の報告書で、調査に必要な情報の提供など、イラン側の協力が得られていないと指摘しました。

グロッシ事務局長は12日に出した声明で「イランの核開発が平和的なものだと保証できない」と懸念を示し「速やかに協力することを願う」と訴えました。

これに対し、イラン外務省のキャンアニ報道官は調査には協力したと主張したうえで、「IAEAの対応は非建設的な結果を生むだけだ」と反論しました。

この問題は、イランと関係各国による核合意の立て直しに向けた協議でも争点のひとつとなっていて、このうちフランスとドイツ、イギリスの3か国が「イランの核合意に対する意欲に深刻な疑いを抱かせる」とする共同声明を出したのに対し、イラン側はすでに調査は尽くされていると主張するなど、協議が難航する要因となっています。(NHK)