
(写真:ロイター)
2日、ウィーンで、イランのザリーフ外相とEU=ヨーロッパ連合のアシュトン上級代表が会談し、核開発問題の包括的な解決を目指すイランと欧米など関係6か国は合意期限に定めた20日に向けて交渉を再開しました。
イランと欧米側は去年11月、イラン側が核開発の一部を制限し、欧米側が制裁を緩和する第1段階の措置について合意した後、協議を5回にわたって続け、先月の協議から合意文書の作成を始めています。しかし、ウランの濃縮活動に使われる遠心分離機の規模や経済制裁の解除など主要な項目で大きな溝が残り協議の難航が予想され、交渉期間を延長する可能性も出ています。
交渉再開を前にアメリカのケリー国務長官は1日、ワシントンポスト紙に寄稿し、「残された時間は無くなりつつあり、交渉を長引かせるだけの延長には応じない」としてイラン側に妥協を促しました。これに対して2日、ザリーフ外相はウィーンで「国際社会の懸念を取り除く用意はあるが、過大な要求は交渉の妨げになるだけだ」と述べてけん制しました。
交渉では終盤、各国の外相が参加する可能性もあり、長年、鋭く対立してきたイランの核開発問題に決着をつけることができるのか最大の局面を迎えています。
