アメリカ国務省のラスキー報道部長は18日の記者会見で、イランの核開発制限の見返りとして欧米側が検討している制裁解除をめぐり「制裁を(完全に)なくしてしまうのではなく、最初は一時停止が適切だ」と語り、制裁枠組みそのものは当面維持する考えを強調しました。
ラスキー氏は、一時停止にとどめることで「イランが合意を守らなかった場合、直ちに制裁を元に戻しやすくなる」と明言しました。イランが核兵器開発を意図していないとの確信が得られた段階で制裁枠組みの廃止に取り掛かるべきだとしました。
オバマ政権には、立法措置による対イラン制裁を主導してきた米議会の反発を抑える狙いもあるとみられます。
イラン核問題の包括解決を目指す欧米など6カ国とイランは18日、ウィーンで協議を再開しました。イランに容認するウラン濃縮活動の規模や制裁解除の進め方で溝が埋まっていないとみられ、交渉期限の24日までに最終合意をまとめられるかどうかは不透明な情勢です。
