
8月9日、トルコのインジルリク空軍基地での米国戦闘機 F-16 (写真:ロイター)
(NHK) 過激派組織IS=イスラミックステートに対するアメリカ主導の軍事作戦の行き詰まりが指摘されるなか、ISの活動拠点に近いトルコが新たに空爆に加わることになり、アメリカ国防総省は重要な進展だとして攻勢を強める構えです。
アメリカ国防総省のクック報道官は25日、記者会見で、ISに対するアメリカ主導の有志連合の空爆に新たにトルコ軍が加わることになったことを明らかにしました。
トルコは先月、国内でテロ事件が起きたことなどを機に、独自にシリア国内にあるISの拠点への空爆に踏み切りましたが、有志連合の作戦には加わっていませんでした。
ISに対する空爆開始から1年余りがたちますが、ISの勢力は衰えていないとされ、アメリカはISの活動拠点があるイラクやシリアに地理的に近いトルコに協力を求め続けていました。
今回、トルコ軍が有志連合の作戦に加わることになったことについて、クック報道官は「待ち望んでいた重要な一歩だ」と述べ、今後、作戦を協力して実施することでISへの攻勢を強める構えを示しました。
ただ、ISの掃討に不可欠とされる地上部隊の育成は遅れたままで、空爆の強化が戦況の打開につながるかどうかは不透明な状況です。
