過激派組織「IS=イスラム国」掃討と米軍撤収が進むシリア情勢を検証するシンポジウム「ISとUSがいなくなったシリアはどこへ向かうのか」が10日、東京都内で開かれ、東京外国語大の青山弘之教授は「ISというブランドが使えなくなっても過激派は滅びない」と警告しました。一方で、シリア復興をめぐり各国の思惑が今後うごめくと予想しました。
北部の要衝アレッポと、首都ダマスカスや西部の港湾都市をつなぐ幹線道路は、反体制派の「最後の牙城」北西部イドリブ県を貫きます。青山教授によりますと、アサド政権とロシアは、反体制派に影響力を持つトルコと交渉し、この幹線道路の確保を急いでいます。「復興こそがシリアの国策」で、物流の復活は欠かせないからです。
