(写真:ロイター)
死亡したとされるのはアブフセイン・フセイニ・クライシと名乗る人物です。偽名とみられ、人物像は明らかになっていません。AP通信によりますと、アブハフス・ハシェミ・クライシという人物が5代目に就いたといいます。ISは死亡時期を明らかにしていませんが、シリア北部に派兵しているトルコのエルドアン大統領は今年4月、この人物を同国の情報機関が「無力化した」と述べていました。
ISは2014年、前身の組織がイラク北部にある第2の都市モスルを制圧して「国家」樹立を宣言しました。勢力を拡大しましたが、米軍などによる掃討作戦で支配地域を失い、19年には初代トップのバグダディ容疑者が死亡しました。22年11月に3代目の指導者が戦闘で死亡したとされた後、アブフセイン幹部が後継となっていました。 本拠地だったシリアやイラクでは弱体化が進む一方、パキスタンやアフガニスタン、中東、アフリカなどの各地でISに忠誠を誓う組織がテロや攻撃を繰り返しています。(カイロ=武石英史郎)