シリア民主軍

SDFは9日、最後の拠点とされるイラク国境近くのバグズ村で奪還作戦を開始しました。米軍が上空から援護する中、ISが自爆攻撃で反撃する激しい戦闘が続きましたが、IS戦闘員は16日時点で狭い地域に追い詰められています。SDF現地司令官はロイターに「数千人の市民が『人間の盾』として捕らえられている」と述べたました。

一方、シリア人権監視団(ロンドン)は16日、ISの戦闘員440人が投降することでSDFと非公式に合意し、戦闘は終了したとの見方を示しました。SDFと連携する米軍主導の有志国連合は正式な発表をしていません。トランプ米大統領は15日の会見で、IS掃討作戦に関して「24時間以内に重大な発表がある」と述べていました。

2014年からシリアとイラクの広範囲に拡大してきたIS支配地域が消滅すれば、トランプ氏が昨年末に表明した駐留米軍のシリア撤収が本格化します。ただ、米軍撤収による「力の空白」がISの再興を招く懸念は根強いです。米国防総省は今月、「持続的な圧力が失われれば、ISは半年から一年以内に復活し、限定的な領域を取り戻し得る」と警告する報告書を出しました。(東京新聞)