5月10日のイスラエル内閣会議でのネタニャフ首相(左二人目)(写真:THX/TTXVN)

イスラエルで、イランやパレスチナに対する強硬派として知られるネタニヤフ首相の4期目の政権が発足し、和平交渉が決裂して以降冷え込んでいるパレスチナとの関係の一層の悪化が懸念されます。イスラエルでは14日深夜、議会がネタニヤフ首相の4期目となる内閣を承認し、新政権が発足しました。新たに発足した政権には、これまで政権の一翼を担ってきた中道左派の政党が参加しておらず、新たな司法相に去年インターネットのフェイスブックでパレスチナ人の無差別殺りくを呼びかける記事を共有した人物が起用されるなど、右派色の強い連立政権となりました。ただ、連立協議が難航した結果、与党を占める勢力は議会の半数を僅か1議席しか上回っておらず、今後厳しい政権運営も予想されます。ネタニヤフ首相はことし 3月の選挙戦で「パレスチナ国家は実現させない」と発言して以降、一段と関係が冷え込んでいるアメリカとの関係修復や、イランの核開発を巡る欧米などとイ ランの協議の最終合意の阻止に向けて働きかけを強めるものとみられます。一方、パレスチナ暫定自治政府との和平交渉は、去年4月に決裂して以降、再開のめどが立っておらず、より右派色の強い政権が発足したことでパレスチナとの関係は一層の悪化が懸念されます。