2023年12月27日、イスラエルの空爆後、煙が上がったパレスチナ自治区ガザ地区=AFP/TTXVN

イスラエル南部や中部では年が明けた直後に、ガザ地区を主な拠点にするイスラム組織ハマスによる約20発のロケット攻撃がありました。多くは防空システムで撃墜し、負傷者はいなかったということです。

一方、ガザ地区の保健省は2日、前日からの24時間にイスラエル軍の攻撃で207人が死亡したと発表しました。10月に戦闘が始まって以降、ガザ地区の死者数は2万2185人になり、5万7035人が負傷したとしています。
そうした中、イスラエル軍のハガリ報道官は1日夜、二つの予備役兵の部隊の撤収が始まったと明かし、「私たちはイスラエル経済が機能し、家族の元に戻れるようにしていく」と語りました。
前日夜の会見では、「1年を通して追加の任務と戦闘が必要になるだろう」と述べ、長期化は避けられないとの見方を示していました。ネタニヤフ首相も30日夜の記者会見で、「戦争はあと何カ月も続く」と語っていました。
AP通信によりますと、これまで約30万人の予備役兵が仕事や学業を中断して招集されており、経済への影響が懸念されています。軍は週内にも、数千人を撤収させる方針ということです。
ただ、地元紙ハアレツは2日、政府高官の話として、「撤収する部隊の一部は、(ハマスと共闘するレバノンのイスラム教シーア派組織)ヒズボラとの戦線に対応するために準備をしていくだろう」と報道しました。イスラエル北部の兵力を強化する狙いを指摘しました。(朝日新聞)