(写真:CFR)

先月中旬以降、イスラエルの治安部隊とパレスチナ人の衝突が続き、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエル軍の間では、攻撃の応酬が激しさを増しています。


ガザ地区ではイスラエル軍の空爆によって子どもを含む83人が死亡したとされる一方、イスラエルでは、この3日間でハマスが1500発以上のロケット弾を最大の商業都市テルアビブなどに向けて発射し、これまでに7人が死亡しています。

イスラエルのネタニヤフ首相は12日、停戦の可能性を否定し、ハマス側もさらなる攻撃の構えを見せていて、強硬な姿勢を崩していません。

こうした中、国連のグテーレス事務総長は、これまで中東和平問題の仲介をしてきた国連とEU=ヨーロッパ連合、アメリカ、ロシアの4者による会合の開催を呼びかけています。

また、エジプトやカタール、それにトルコなど、ハマスと関係を持つ国も仲介を模索しています。

ただ、13日はイスラム教の断食月ラマダンが明け、14日には金曜日の特別な礼拝があり、15日にはイスラエルの建国に伴ってパレスチナの人たちが住んでいた土地を追われ、難民となった「ナクバ=大惨事」の日にあたることから、今後の情勢は不透明で、衝突の長期化も懸念されています。