写真: Telegraph

(NHK) イスラム過激派組織「イスラム国」の指導者バグダディ容疑者は今月8日、イラクでアメリカ軍などの 空爆を受けてけがをしたと、イラクの国営テレビが伝えていました。
「イスラム国」は13日、インターネット上にバグダディ容疑者だとする人物の音声による 17分間の声明を出しました。声明では、アメリカ軍などがイラクとシリアで続けている「イスラム国」に対する空爆について、「アメリカや同盟国はイスラム国におびえていて無力だ」と批判しました。そのうえで、「『イスラム国』の戦闘員よ、あらゆるところでジハード・聖戦を起こし、世界に火を付けよ」と述べ、サウジアラビアやエジプト、それにリビアなどの過激派と連携し、アメリカやその同盟国に対して攻勢を強めるよう呼びかけました。
この声明が収録された時期は明らかにされていませんが、アメリカがイラクに最大で1500人の兵士を追加派遣することや、エジプトの過激派が「イスラム国」に忠誠を誓う声明を出したことなど、けがが伝えられた時期の前後に起きた出来事についても触れています。「イスラム国」としては、バグダディ容疑者がけがをしたという情報を打ち消し、指導者の健在ぶりをアピールするねらいがあるものとみられます。