コバニでの国連合軍の空爆 (写真:AFP)

イギリスのシリア人権監視団が7日明らかにしたところでは、過激派組織「イスラム国」は前夜にシリア北部のトルコ国境沿いにあるクルド人地域の町コバニの南西部に進撃し、複数のビルを掌握しました。町の両側から攻撃が可能な態勢となりました。

イスラム国はこれまで3週間にわたりコバニを包囲しており、実際に制圧する可能性が高まったことで、同組織に対抗する有志国連合に参加するよう隣国トルコへの圧力が強まっています。

アラビア語でアインアルアラブと呼ばれるコバニの東部にはイスラム国の旗が2カ所に掲げられていますが、トルコ側から見えました。同地域では2回にわたり空爆も実施されました。

クルド人自治区の高官はロイターに対し、イスラム国の戦闘員らは重火器や砲弾を使ってコバニを攻撃し、前夜にクルド人勢力との激しい市街戦があったと明らかにしました。

シリア人権監視団を率いるラミ・アブドゥルラーマン氏もまた、前夜に衝突があったとし、イスラム国はコバニの南西部から進軍していると述べました。

イスラム国の進軍によってこれまで、コバニから推定18万人の避難民が越境してトルコに押し寄せています。PYD=クルド人組織民主統一党のメンバーが6日明らかにしたところでは、前夜の戦闘後に2000人以上のクルド人がコバニから避難しました。