(写真:JAXA)
JAXAによりますと、小型月着陸実証機(SLIM)は日本時間20日午前0時ごろに着陸降下を開始し、同20分ごろ月に着陸しました。着陸後の探査機との交信は確立できていますが、搭載した太陽電池が発電しておらず、数時間で電力が尽きる可能性があるといいます。

月面への無人探査機の着陸成功は、旧ソ連、米国、中国、インドに続く5カ国目です。

昨年9月に鹿児島県の種子島宇宙センターから国産の「H2A」ロケットで打ち上げられたSLIMは、狙った場所へのピンポイント着陸などを実証する計画となっています。月探査を巡る国際競争が過熱する中、日本はJAXAが22年11月に超小型探査機の通信が確立できず月面着陸の計画を断念しました。宇宙開発スタートアップのispace(アイスペース)の試みも昨年4月に失敗していましたが、今回挽回できた格好となります。

JAXA宇宙科学研究所の国中均所長は記者会見で、降下がうまくいってなければ高速で月に激突し、「探査機の機能は全て失われてしまう」と指摘しました。「着陸後も正常に今もなおデータが地球に送り届けられているということは、われわれが当初目的としていたソフトランディング(軟着陸)に成功したことの証左だ」と述べました。(bloomberg.co.jp)