ガザ地区の状況についてボレル氏は、「もはや飢餓寸前ではなく、何千人もの人々を襲う飢餓状態にある」と述べ、それを引き起こした直接的な原因は自然災害ではなく、「ガザへの人道支援物資搬入を妨害している」イスラエルにあると断言しました。
ボレル氏は、ベルギーのブリュッセルで開かれた国際援助協力会議「欧州人道フォーラム」の開幕式で演説しました。国境で待機している何百台ものトラックが、イスラエルによってガザ入りを阻まれており、「支援がそこで待っているのに、トラックが止められ、人々が死んでいる」と訴えました。
ボレル氏はさらに、海や空から援助物資を届ける必要が生じたのは、陸路による搬送という「自然な」方法がイスラエルによって「人為的に閉ざされている」ためだと指摘しています。
これに対してイスラエルは、援助物資搬入の問題はガザに入るトラックをイスラエルが妨害しているためではないと繰り返し主張しています。
イスラエル占領地政府活動調整官組織(COGAT)高官は14日、問題はガザ地区内の物資の配送にあると述べ、国際支援団体にはその能力がなく、「ガザ全土に支援を行き渡らせることにまだ本腰を入れていない」と語りました。
ボレル氏に続いて演説した国連のグリフィス事務次長(人道問題担当)は、ガザ地区では国連機関の仕事が妨害され、その上で十分な仕事をしていないと批判されていると強調しました。人道支援が任意のものとして扱われたり、「戦争の武器」として利用されたりしていると訴えました。(CNN)
