(写真:THX/TTXVN)

世界銀行は7日に発表した最新の経済見通しで、今年の世界経済の成長率予想を2.9%とし、1月時点の見通しから1.2ポイント引き下げました。ロシアのウクライナ侵攻に伴う経済への打撃が要因としています。

昨年の世界成長率は、新型コロナウイルスの大流行による景気低迷から回復し、5.7%を記録しました。今年はその水準から急減速し、「減速の度合いは過去80年超の間で最も急」なものになると世銀は予想しています。

デービッド・マルパス総裁は、ウクライナでの戦争や中国で実施された新型ウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)、サプライチェーン(供給網)の混乱、物価上昇と景気悪化が同時進行する「スタグフレーション」のリスクが成長を阻害しているとし、「多くの国で景気後退の回避が困難になるだろう」と述べました。

国・地域別では、アメリカが1.2ポイント下方修正されて2.5%、中国は0.8ポイント下向き改定されて4.3%となりました。ユーロ圏も2.5%、日本も1.7%にそれぞれ引き下げられました。ロシアの成長率はマイナス8.9%の見通しです。(AFP通信)