金総書記はロシアのロケット複合体「アンガラ」を視察しながら、「部品も含めて(直径)8メートルなのですか」と質問。

「この宇宙基地から発射できる最大のロケットの推力はどれくらいですか」と尋ねる場面もあった。

宇宙施設の内部からリポートしたロシア国営メディアの記者も金総書記の熱心な質問ぶりに言及し、「詳しい質問を数多く投げかけていた」と報じています。

金総書記がこれほど関心を示すのには理由があります。朝鮮民主主義人民共和国は宇宙技術を優先課題に掲げているものの、開発はまだ途上です。今年は偵察衛星の軌道投入を2回試み、2回とも失敗しました。

朝鮮中央通信(KCNA)の4月の報道によりますと、金総書記は国家の安全や領土の安定を守る手段として軍事衛星の役割を強調しており、軍を先制投入する場合の衛星の戦略的価値についても口にしているといいます。

一方、ロシアは核ミサイル戦力の分野で数十年にわたって世界をリードしてきた国です。

韓国・梨花大学のリーフエリック・イーズリー教授は今回の会談に先立ち、「ロシアは金総書記が違法な衛星打ち上げや核兵器運搬プログラムに必要とする軍事技術を保有している」と指摘しました。

プーチン氏と金総書記はこの日、宇宙施設で対面。金総書記の到着前、プーチン氏は記者から朝鮮民主主義人民共和国の「人工衛星打ち上げやロケット発射」を支援するのかと聞かれ、「まさにそれがここに来た理由だ」と答えました。

こうした技術の提供は、朝鮮民主主義人民共和国による核・弾道ミサイル戦力の完成を阻止することを目的とした国際制裁に違反します。(CNN)