(写真:AFP/TTXVN)

1回のワクチン接種だけでは十分に予防できないためです。感染力の強いデルタ株は夏までに感染者の9割を占めると予想されており、感染拡大で再び規制に踏み切る国も出てきました。

ロイター通信などによりますと、ポルトガルは24日、首都リスボンで週末の飲食店の閉店時間を午後3時半にすると決めました。週末の首都圏への出入りも、ワクチン証明書か、陰性証明書がない限り禁止します。

人口約1千万人の同国の新規感染者は24日、1500人を超え、2月下旬以来の水準に達しました。リスボンではデルタ株が7割を占め、政府は「数週間で感染者はさらに増え続ける」とみているということです。

欧州疾病予防管理センター(ECDC)は23日、デルタ株が8月末までにEU内で9割を占めるとの予測を示しました。英国では今月、デルタ株の割合が99%に達しており、欧州大陸でも広がった形です。

EUのフォンデアライエン欧州委員長は25日、「EUでも感染の拡大のスピードがあがっている」と危機感を示しました。

フランスでも南西部ランド県でデルタ株の割合が7割に達し、カステックス首相は24日、同県のワクチン接種やPCR検査態勢を強化すると表明しました。フランスでは人口のほぼ半数がワクチンを1回接種していますが、変異株への高い予防率を得られる2回の接種は3割にとどまります。国全体での新規感染者数は約2千人で、デルタ株の割合は1割ですが、パリ首都圏を中心に今後割合が上昇すると予測されています。

(asahi.com)