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ことし5月まで9年間マレーシアの首相を務めたナジブ・ラザク被告は、首相在任中に政府系ファンドの元子会社の資金およそ1000万ドルを不正に流用したとして、背任の罪などに問われています。
3日、政府の汚職防止委員会は、マレーシアでは初めて首相経験者の逮捕に踏み切り、4日朝、首都クアラルンプールの裁判所で起訴の手続きが行われました。
検察側は高等裁判所での審理を求めたことから、ナジブ前首相は高裁の法廷に移動し、前首相は読み上げられた起訴内容をすべて否認しました。
その後、ナジブ前首相は、日本円でおよそ2700万円で保釈が認められました。
ナジブ前首相は、事件について、選挙で前首相に勝利したマハティール政権による政治的な報復だとしており、保釈後、取材陣に対し、「私は無実であり、公正な裁判を望む」と述べました。
ナジブ前首相をめぐっては、政府系ファンドからおよそ7億ドルが個人の口座に振り込まれた疑惑があり、マハティール首相の就任直後から警察が関係先を捜索するなど捜査が行われていました。
裁判を通じて、前首相が関わる疑惑が解明されるのか注目されます。

