カナダの新たな関税率は15%から50%で、鉄鋼、アルミニウム、家具、衣料品、電子機器、一部の農産品など、アメリカの幅広い品目が対象となります。影響を受ける商品の総額は、アメリカの対カナダ輸出額のおよそ6%に相当します。
これは、8月下旬に米・カナダ間の通商交渉が決裂した後、ドナルド・トランプ政権がカナダ製品およそ200億ドル相当に対して関税を課したことへの対抗措置です。
緊張は、アメリカのドナルド・トランプ大統領が最近、カナダの航空機メーカー、ボンバルディアについて、生産をアメリカに移さない限り、アメリカでの航空機販売を認めないと表明したことで、さらに高まっています。
これに対し、ボンバルディアは、同社が現在アメリカでおよそ3500人を雇用し、アメリカのおよそ2800の供給業者と取引しているほか、アメリカ国内のサプライチェーンに年間25億ドル以上を支出していると説明しています。
現在、アメリカとカナダの間で正式な通商交渉は行われていません。双方が相次いで関税や対抗措置を打ち出していることから、アメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の安定性に対する懸念が高まっています。
