ケム・ソカ党首 (写真:Phnom Penh Post)

休刊となるのはフン・セン政権に批判的だった日刊紙「カンボジア・デイリー」で、4日を最後に発行を停止します。発行元は当局から多額の税金支払いを要求されていますが、これは政治的動機による措置だと非難しています。

カンボジアでは3日未明、CNRP=大野党のカンボジア救国党のケム・ソカ党首が国家反逆の容疑で逮捕されました。フン・セン首相は同党首が米政府と共謀していたとして激しく非難しています。

カンボジアではフン・セン首相が30年以上にわたって政権運営を担っており、強権的な姿勢で批判の声を封じ込めてきました。来年には議会選が予定されていますが、国民の間で汚職や不平等に対する不満が高まり、野党の支持率が上昇しています。そうした中、野党勢力や人権活動家が相次いで訴追されるなどしています。

カンボジア・デイリーの発行元は今回の休刊措置について、政府に「つぶされた」と非難する声明を発表しました。また編集者はAFPに対し、「カンボジアの報道の自由にとって暗黒の日だ」とコメントしました。