ガザ地区を巡る長期的な停戦を目指す協議が不調に終わったため、72時間の一時停戦は、日本時間の8日午後2時に終了し、再び戦闘状態に入りました。
イスラエル軍によりますと、ガザ地区からイスラエルに向けて57発のロケット弾が撃ち込まれ、南部のスデロットで住宅が被害を受けましたが、多くは迎撃されたということです。
一方、イスラエル軍も空爆を再開し、ガザ地区の保健当局によりますと、ガザ中心部で10歳の男の子が死亡するなど合わせて5人が死亡、31人がけがをしました。
ガザ地区では、先月始まったイスラエルの一連の軍事作戦で死者が1894人に上っています。
また、ガザ地区ではいったん自宅に戻った人たちの多くが再び避難を余儀なくされ、国連機関によりますと合わせて22万人が学校などに避難しています。
こうしたなか、長期的な停戦に向けた協議を仲介してきたエジプトの外務省は8日、声明を発表し、イスラエルとハマスに協議の再開を呼びかけました。
関係者によりますと、ハマス側は交渉に応じる姿勢を示しているものの、イスラエル側は交渉は行わないという姿勢で、停戦協議が再開される見通しは立っていません。

パレスチナ暫定自治区のガザ地区で、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスが再び戦闘状態に入ったことについて、国連のパン・ギムン事務総長は、8 日、報道官を通じて声明を発表し、「停戦が延長されなかったことに深い失望を覚える」としたうえで、ハマスがイスラエルに向けてロケット弾攻撃を再開した ことを「強く非難する」としています。
そして「停戦の延長は事態の打開に向けた交渉を進めるうえで不可欠で、ガザ地区の危機的な人道状況をこれ以上悪化させないため双方は一切の軍事行動を控えるべきだ」として、双方に対して再び停戦に応じるよう、強く呼びかけました。