スペイン北東部カタルーニャ州の独立問題をめぐって、スペイン政府はカタルーニャ州政府から独立を宣言したのかどうか明確な回答が得られなかったとして、憲法に基づいて州政府の自治権の一部停止など対抗措置を取る方針です。

ラホイ首相は21日に臨時閣議を開き、対抗措置の具体的な内容について明らかにする方針です。
これに先立ち、スペインのラホイ首相は20日、ベルギーのブリュッセルで記者会見し、「今回の措置の最大の目的は、憲法が尊重される状況を取り戻すことだ」と述べ、カタルーニャ州の独立に向けた動きは憲法に違反していると重ねて強調しました。
これに対して、州議会の連立与党の所属議員の1人は、NHKの取材に対し、「スペイン政府に問題を解決する意思はない。政府の圧力に対してカタルーニャには最終的な一歩を進めるしか道はない」と述べて、あくまでも独立を宣言する構えを示しており、双方の溝は埋まらないままです。
カタルーニャ州の州都バルセロナでは、21日に独立を支持するグループが大規模なデモを行う予定で、政府の対抗措置を受けて新たな衝突などの混乱も懸念されています。