
(写真:AP)
14日、欧州連合(EU)は、ブリュッセルでユーロ圏財務相会合を開き、ギリシャの金融支援の進捗状況などを協議しました。EUなど債権団はギリシャが約束通り国内改革を進めているかの第1次評価を進めています。ギリシャは2月までの評価終了を期待していますが、同会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は「終了まで数カ月かかる」との見通しを示しました。
ギリシャ政府は2015年夏に合意した最大860億ユーロ(約11兆円)の第3次金融支援の見返りに、構造改革の実行を受け入れました。第1次評価では、ギリシャが約束通りに年金改革などを実行しているかなどが焦点となっています。「合格」との評価を得ることが、ギリシャが望む債務軽減交渉の条件となっています。
ギリシャ側は2月の債務軽減交渉入りを望んでいます。しかしデイセルブルム議長は2月中旬の次回ユーロ圏財務相会合でも「進捗状況の点検」にとどまるとの見立てを示しました。ギリシャ側が提示した年金改革を「野心的だ」と評価しつつも、ギリシャにさらなる改革の加速を求めました。
デイセルブルム議長はギリシャ側が金融支援への国際通貨基金(IMF)の関与継続を「完全に受け入れた」とも強調しました。IMFは第3次支援への参加を留保中で、債務削減交渉などを見極めて支援復帰を決める方針です。財政健全化に厳しい姿勢をとるIMFに対し、ギリシャのチプラス首相は昨年12月、「非現実的な改革」を突きつけていると批判します。IMFが関与しないよう求めていました。
