首相は議会で「きょうから資本規制は過去のものになる」と強調しました。
ギリシャは2015年6月、多額の債務を抱え資金流出が止まらず、経済をどのように下支えするかを巡って債権団との協議が難航するなか、資本規制を導入しました。
当時、欧州中央銀行(ECB)は、ギリシャの銀行の資金繰りを支えるための緊急資金支援の上限引き上げを見送りました。そのため、銀行は3週間の休業を余儀なくされ、ATMからの1日の引き出し上限額は60ユーロに設定されました。
資本規制はその後徐々に解除され、2018年10月には引き出し上限が完全に撤廃されました。ただ、海外への送金には依然制限が設けられています。
スタイクウラス財務相は議会で、9月1日から規制を完全に撤廃する法案を提出すると述べました。
ギリシャは昨年8月、第3次金融支援から脱却しました。国債発行による資金調達も徐々に再開しており、民間部門の預金も徐々に国内銀行システムに戻りつつあります。
