キャメロン氏(写真:ロイター)

キャメロン氏は、英国のEU離脱の是非を問う16年の国民投票を提唱。EU残留を訴えたましたが、離脱支持が多数となった結果を受けて首相を辞任しました。

あるEUの外交官は、強硬なEU離脱派ではなかったキャメロン氏の外相就任について、20年に英国がEUを離脱して以来、EUと英国の関係正常化が続いていることを表していると評価しました。

この外交官は「われわれの関係において現実主義がイデオロギーを克服する流れが固まったと期待しようではないか」と付け加えました。

別のEU外交官も、キャメロン氏が政治の表舞台から7年遠ざかっていた点が未知数となる部分はあっても、彼は現実主義者という側面が強いと感じていると述べました。

オランダのルッテ首相はX(旧ツイッター)に「デービッド・キャメロンの(政治活動)復帰を歓迎する」と投稿し、フランスとドイツ、オランダ、アイルランドの外相はオンラインで祝意を表明しました。

EUと英国は現在、電気自動車(EV)を巡る貿易取引に関税を適用しない方向で合意を目指しているほか、北大西洋条約機構(NATO)や主要7カ国(G7)の枠内で緊密な協力関係を築きつつあります。(ロイター)