4月11日、パナマで、ラウル・カストロ国家評議会議長とオバマ大統領(写真:AFP/TTXVN)

アメリカとキューバは、国交正常化に向けた交渉をことし1月から始めていて、先月にはオバマ大統領とラウル・カストロ国家評議会議長が、国交断絶以来、初 めてとなる首脳会談を行ったほか、オバマ大統領はキューバに対するテロ支援国家の指定を解除すると議会に通知し、今月29日にも解除される見通しです。
これに関連して、カストロ議長は、12日、首都ハバナで記者団に対し、「テロ支援国家の指定が予定どおり解除されれば大使を指名できるだろう」と述べ、指定が解除されれば、大使館を再開させる考えを示しました。
国交正常化交渉を巡っては、アメリカが国交を回復して大使館を互いに再開させることを最優先にしてきたのに対して、キューバはテロ支援国家の指定解除を強く求めてきました。
それだけにカストロ議長が指定解除にめどがつき大使館の再開に前向きな姿勢を示したことで、国交の回復が近く実現される可能性が高まっています。
一方で、カストロ議長は、国交が回復されても両国の関係を正常化するためには、「経済制裁が完全に解除され、グアンタナモ基地が返還されなければならない」と述べ、国交正常化交渉で引き続き経済制裁の解除などを求める考えを強調しました。
一方、アメリカ・ホワイトハウスのアーネスト報道官は、国交正常化交渉について12日の記者会見で、「今月末までに再度、協議が予定されている」と述べて、今月中に両国が改めて国交正常化に向けて協議を行うことを明らかにしました。