
2月26日、アレッポ市で、シリア政府軍の戦車=AFP/TTXVN
(AFP)シリア各地で23日、同国政府軍と反体制派による大規模な戦闘が発生し、少なくとも30人の一般市民が死亡した。スイス・ジュネーブでの和平交渉が停滞する中、過去8週間続いた停戦協定が危機に瀕しています。
在英の非政府組織(NGO)「シリア人権監視団」の代表は、戦闘がエスカレートしたことにより、シリア政府軍とイスラム過激派組織以外の反体制派間で合意された停戦協定は事実上崩壊したとみられると述べました。
ロシアとアメリカが仲介役を果たして合意された同国の停戦協定により、ジュネーブで今月開催中の国連主導の同国和平協議で、過去5年間にわたるシリア内戦の解決策が見出される期待が高まっていました。しかし、27日まで続く予定の和平協議は今週、主な反体制派組織が和平協議から離脱を表明したことで停滞しています。
同国北部の大都市アレッポの民間防衛当局によると、同市で23日に行われた政府軍による空爆で一般市民12人が死亡しました。一方、国営シリア・アラブ通信は、アレッポで政府軍側が掌握する領域で反体制派による攻撃があり、一般市民3人が死亡、17人が負傷したと報じました。
シリア人権監視団はさらに、同国首都ダマスカス東方に位置し、反体制派が掌握する都市ドゥマの戦闘で13人が死亡、同国中部ホムス県の都市タルビセでは、政府軍の空爆で男性2人が死亡したと述べました。
アレッポに駐在するAFP特派員によりますと、政府軍による空爆は人口の多い同市のブスタン・アルカスル地区などを標的としており、最も死者が多く発生したのは同市東端に位置するタリク・アルバブ地区だったということです。
政府軍によるアレッポ空爆は2日目を迎え、22日には25人の一般市民が死亡、40人が負傷していました。
