世銀は28日、カンボジアの貧困状況を調査した報告書「カンボジア貧困アセスメント2022」を発表しました。「急速な経済成長と構造改革が奏功し、カンボジアの貧困率は19年までの10年間で大幅に低下したが、新型コロナの流行で20年以降は再び貧困層が拡大している」と指摘しました。
カントリーマネジャー(カンボジア担当)のマリアム・サリム氏は「貯蓄額が少ない世帯が多いため、新型コロナの影響で雇用機会と賃金が減少した結果、貧困に陥る国民が増加した」との見方を示しています。
世銀は貧困層の救済に向け、現金給付の一層の拡大や教育分野への投資促進を通じた国民の能力開発の強化などを目的とした政策の立案を提案しました。
世銀の基準によりますと、貧困層に分類される1人当たりの所得は1日で2.7米ドル(約375円)以下です。カンボジアの貧困率は09年度の33.8%から19年度には17.8%へと大幅に低下し、約200万人が貧困層から脱出したとされます。(nna.jp)
