イランのメディアが伝えました。自治政府が住民投票結果の「凍結」を25日に提案し、イラク中央政府に対話を呼びかけたことを受け、中央政府に同調してきたイラン側が態度を軟化させた可能性があります。
再開されたのは自治区東部スレイマニヤ県とイランの境界にある検問所です。住民投票が強行された後に閉鎖されましたが、クルド自治区は生活物資の多くをイランから輸入しており、住民からは再開を求める声が高まっていました。
イラク中央政府は今月16日以降、クルド側と管轄権を争う係争地の油田地帯キルクークにイラク軍を派遣して全域を制圧しました。その後もクルド側の実効支配下にあった地域を奪還しました。自治政府は事実上の軍事的敗北に追い込まれ、住民投票結果の「凍結」を打ち出すなど、大幅な譲歩を迫られています。
イラク同様に国内に多くのクルド人を抱えるイランは、独立を目指す動きが自国に波及する事態を懸念し、投票に反対していました。
