ノルドストリーム2はロシア北西部からドイツ北東部に至る全長約1200キロメートルで、年間輸送能力は550億立方メートルです。輸送量はガスパイプラインでの欧州向け天然ガス供給量の約4分の1に当たります。ほぼ同じルートで11年に稼働したノルドストリームとあわせて、ロシアの欧州向け供給量の約半分を担うことができます。
ノルドストリーム2を巡っては、アメリカが制裁を発動して完工の阻止に動いていました。アメリカは、欧州のエネルギー安全保障が脅かされ、ロシアがウクライナ経由のパイプラインでの輸送量を減らすと懸念しました。しかし、アメリカはドイツがウクライナのエネルギー調達を支援することなどを条件に、7月には完工を容認する姿勢に転じました。
ノルドストリーム2の建設と運営はガスプロムの子会社ノルドストリーム2AGが手がけ、欧州企業も建設に参加しました。総工費は約95億ユーロ(約1兆2300億円)とみられています。(日本経済新聞)
