マケドニア首相(左)とギリシャ首相(右)(写真:AFP)

これにより、マケドニアのEU=欧州連合やNATO=北大西洋条約機構加盟への道が開けます。

ただ、両国とも国内で反対の声が根強いです。両国議会とマケドニアでの国民投票による承認がそれぞれ必要ですが、手続きが順調に進むかは不透明です。

調印式には、ギリシャのチプラス首相とマケドニアのザエフ首相の他、国連やEU高官も出席しました。

チプラス首相は「26年にわたる無益な論争を終わらせることができるとほとんどの人は思わなかった」と述べ、「この合意が保留にならないようにする歴史的責務がわれわれにはある」と説明しました。

古代ギリシャのマケドニア王国に由来するマケドニア地域は、ギリシャにもまたがります。ギリシャは、北部にある同名地方の領土権の主張を示唆するとして、1991年のマケドニア独立以降、国名使用に反対してきました。

ギリシャはこれまで、マケドニアのNATOやEUへの加盟も阻んできましたが、合意下で北マケドニアがNATOやEUなどに加盟することに反対しません。