国民教育・青少年相や保健・予防相を交代させた一方で首相や経済・財務相などの主要閣僚の多くは留任し、政権としての安定性にも配慮しました。

内閣改造で新たなポストを得たのはマクロン大統領と関係が深い政治家が目立ち、手堅く政権運営をしたいとの意向がうかがえります。最大の話題は現在、公会計担当相で、新たに国民教育・青少年相への就任が決まったガブリエル・アタル氏の人事です。

アタル氏はマクロン氏の信任が厚いことで知られ、政府報道官を務めたこともあります。34歳の若さで教育改革を担う重要ポストに登用された点も注目を集めた一因です。本人はこの日「確かに私は若い。34歳だ。だが若くても重い責任を引き受けることができる」と語ってみせました。

ボルヌ首相は一時期、年金改革を巡る混乱の責任を問われて交代させられるとの見方が浮上していました。新首相候補として名前が挙がっていたのが、6月下旬から7月初めに仏全土で広がった暴動に手堅く対応したダルマナン内務相でした。

ダルマナン氏は40歳で、2027年の次期大統領選出馬の野心を抱いているとの声もあります。ボルヌ首相の留任により「マクロン氏は後継者候補を首相に指名するのを避けた」(仏メディアのフランスアンフォ)との指摘もありました。(www.nikkei.com)