(写真:AP)​

 マレーシア上院は28日、同国政府による環太平洋経済連携協定(TPP)の批准を承認しました。下院も27日に承認しており、2月4日に予定されている参加国による署名を前に国内手続きを終えました。多数派を占めるマレー系企業への優遇縮小などへの懸念も残りますが、関税撤廃による貿易促進の利点を評価しました。

 同国はTPP交渉の過程で批准に慎重な見方を示していました。米国などがマレー系を優遇する「ブミプトラ(土地の子)」政策の見直しを求め、丸のみすれば国内で政権批判が強まるとの見方が出たためです。だが、大筋合意では同政策の維持が特例で認められ、反対論は広がりませんでした。