(NHK)マレーシアのナジブ首相は、現地を訪れたフィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、両国の周辺海域で民間の船員の誘拐を繰り返しているイスラム過激派組織の取締りを連携して行うことで合意しました。
マレーシアのナジブ首相は10日、首都クアラルンプールで、就任後初めて訪れたフィリピンのドゥテルテ大統領と会談しました。

(写真:retiredanalyst.blogspot.com)
会談のあと記者会見したナジブ首相は、フィリピン南部やマレーシア東部の海域で民間の船員を狙って身代金目的の誘拐を繰り返しているフィリピンのイスラム過激派組織「アブサヤフ」の取締りを、両国が連携して行うことで合意したと明らかにしました。
具体的には、アブサヤフのメンバーを追跡するマレーシアの海上保安当局の船がフィリピンの領海にも入れることとし、両国と海域が接するインドネシアにも同じ協力を呼びかけるとしています。
アブサヤフは過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓っているとされ、現在も外国人など10人以上を誘拐し拘束していると見られます。
ドゥテルテ大統領は強硬な姿勢でアブサヤフの掃討作戦を進めていて、マレーシアやインドネシアの協力も得て組織の壊滅を目指すことにしています。
