マリで活動中のPKO部隊(写真:ロイター)

(NHK)イスラム過激派が活動を続けている西アフリカのマリで、国連のPKO=平和維持活動の部隊が武装勢力の襲撃を受け、隊員9人が死亡し、国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は襲撃を強く非難する声明を出しました。

西アフリカのマリでは、北部でイスラム過激派の反政府勢力が活動し混乱が続いており、去年7月から国連のPKO部隊が展開して、市民の保護や治安の回復などに当たっています。
国連によりますと、3日朝、中部のメナカからアンソンゴに向かっていたPKOの部隊の車列が待ち伏せしていたイスラム過激派とみられる武装勢力の襲撃を受け、ニジェール人の隊員9人が死亡し、多数のけが人も出ているもようだということです。
マリではこれまでもPKOの部隊が武装勢力に襲撃される事件がたびたび起きており、今回の事件も合わせるとこれまでに30人が死亡し、少なくとも90人がけがをしたということです。
国連のパン・ギムン事務総長は3日、声明を発表し「強い衝撃と憤りを覚える。PKOの部隊への攻撃は国際法の重大な侵害だ」と襲撃を強く非難したほか、国連の安全保障理事会も「マリ政府と協力して犯人を裁きにかける」とする報道機関向けの声明を発表しました。