![]() |
自身の描いていたEU離脱戦略を見直し、政府案や代替案の否決が続く政治的混迷を打破するために野党に協議を呼び掛けました。
メイ氏はこの日、ほぼ終日に及んだ閣議の後で決断を下しました。議会で過半数が支持した案は実行するとも表明しました。
同氏は「国益を守るために国家が団結する必要がある」と強調し、これ以上議論を長引かせるわけにはいかないと述べました。
メイ氏は妥協が唯一の打開策だとして、EUが10日に開く緊急首脳会議の前に野党・労働党のコービン党首と改めて協議したいと申し入れました。コービン氏との間で合意が成立しない場合は、議会で複数の代替案を投票にかける意向を示しました。
コービン氏はこれを受け、協議に応じると表明しました。
メイ氏が妥協の姿勢を示したことに対して、与党・保守党内の離脱強硬派からはただちに「失望した」との声が上がりました。
EUのトゥスク大統領は離脱期限の延期に応じる構えを示し、「忍耐強く待とう」とツイートしました。
だがイギリス側で長引く混乱に、一部のEU首脳らは態度を硬化させています。マクロン仏大統領は同日、メイ氏の演説に先立ち、イギリスは自動的に離脱延期を認められるわけではないと警告していました。

