(写真:THX/TTXVN)

21━22日にはEU=欧州連合首脳会談が予定されています。メイ氏は離脱案を可決させて首脳会議に臨みたい意向。

一方、野党労働党のコービン党首はメイ氏への圧力を強めています。コービン氏は、離脱案が再度否決された場合、メイ政権の不信任案を再び提出する用意があるとしています。

イギリスのEU離脱は、合意なき離脱から離脱自体がなくなるなど、いくつかのシナリオが想定され、先行きが見通せません。

メイ氏は、先の2回の否決に続き議会が再び離脱協定案を否決すれば、EU離脱は長期にわたり延期され、5月のEU議会選への参加が余儀なくされると警告し、離脱案への支持を取り付けようとしているもよう。

離脱案の否決で延期が長期間に及び、離脱自体が遠のく可能性があるとの懸念から、一部の強硬離脱派は心変わりしつつあるとみられます。

ハモンド英財務相は17日にBBC番組で、多くの議員が考えを変えつつあり、メイ氏の案がブレグジット実現には最善だと考えるようになっていると述べました。ただ、可決に十分な支持があるかとの質問には「まだない」と答えました。

12日の採決では、149票の差で離脱案は否決されました。これを逆転するには75人の議員の支持が必要になります。

保守党内のブレグジット派の多くは、離脱案支持には閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)の合意が鍵になると考えています。

DUPの10人の合意次第では、保守党の強硬派が支持に回る可能性があるとの指摘があります。ただ、それでも野党から複数の造反を引き出す必要があります。