イギリスのメイ首相は6日の英BBCの番組で、1月14日の週に予定されている欧州連合(EU)からの離脱案の英議会での採決を「必ずやる」と言明しました。否決された場合には「英国は未踏の領域に入る」と警告し、経済や国民生活に混乱を及ぼす「合意なし離脱」を避けるために政府の離脱案に賛成するよう訴えました。
離脱案の採決は当初2018年12月に予定されていましたが、与野党双方から反発が強く大差での否決が見込まれたため、来週に延期していました。与党の一部からは採決の「再延期」を促す声もありましたが、メイ首相はそれを打ち消しました。
メイ氏は「今でもEUから歩み寄りを得ようと努力している」と述べましたが、現段階でEUから有益な譲歩は引き出せていないとみられます。採決に臨んでも、離脱案が承認される見通しは立っていないのが実情です。
イギリス議会のEU残留派からは離脱案が否決された場合に、2度目の国民投票を求める声が高まっています。だがメイ氏はこれを改めて否定し、「再国民投票を主張している人は、EU離脱を止めようとしている人たちだ」と指摘しました。
