ドイツのゼーホーファー内相(写真:AP)

ゼーホーファー氏はCSU党首と内相を辞任する意向を撤回しました。

5時間にわたる協議の終了後、ゼーホーファー氏はベルリンのCDU本部を出る際に記者団に対し「CDUと集中的な協議を行い、オーストリアとの国境で不法移民を将来的に食い止めるための方法について合意した」と述べました。

CDUのクランプカレンバウアー幹事長によると、他のEU=欧州連合加盟国で保護申請した難民の送還に関する二国間協定の交渉を行う間、こうした難民を国境のトランジットセンターで収容することで合意しました。

ゼーホーファー氏にとっては難民受け入れ方法を厳格化したと言える内容で、メルケル氏もEU域内の自由な移動の原則を堅持したと主張できます。

メルケル氏は記者団に対し「EUのパートナーシップの精神を守ると同時に、秩序に向けた重要な一歩を踏み出した」と述べました。

メルケル氏は連立政権崩壊の危機を回避したものの、同氏の求心力は大きく低下しているとみられ、任期を全うできるかどうか不透明感が浮上しています。