ウクライナの周辺国でロシアに対する懸念が強まっているため、アメリカ国防総省は、NATO=北大西洋条約機構の加盟国を防衛する姿勢を強調する目的で、ポーランドなど4か国に600人の兵士を派遣して演習を行うことを発表しました。

ロシアがウクライナでクリミアを一方的に編入したことを受けて、ポーランドなどウクライナに近いNATO加盟国はロシアに対する懸念を強めており、アメリカに軍事支援の強化を求めています。これについて、アメリカ国防総省のカービー報道官は22日の記者会見で、NATOに加盟しているポーランド、エストニア、ラトビア、リトアニアの4か国に合わせて600人の兵士を派遣することを発表しました。

カービー報道官は、「ロシアがウクライナに攻撃的な対応を見せて以来、アメリカは周辺の同盟国を安心させるための方策を検討してきた。今回の決定は、条約に基づく防衛義務をアメリカが本気で考えていることを示すためだ」と述べ、同盟国を防衛する姿勢を強調しました。

4か国には、それぞれアメリカ陸軍の兵士150人が派遣され、1か月ごとに新たな部隊と交代しながら現地の軍との演習を年末まで繰り返す計画で、最初の部隊は23日にポーランドに到着するということです。