オースティン米国防長官(AFP/TTXVN撮影)

アメリカのオースティン国防長官は各国の防衛担当の閣僚らが集まりシンガポールで10日から開かれている「アジア安全保障会議」に出席していて、日本時間の午前9時半から講演しました。

この中でオースティン長官は「インド太平洋地域の平和と繁栄に対するアメリカの関与は年々、強まっている。この地域ほど21世紀の進路を決定づける地域はほかになく、われわれの戦略の中心だ」と述べました。

そしてこの地域で活動を活発化させる中国について「領有権の主張においてより威圧的で、攻撃的なアプローチを採用している。中国軍の航空機や艦艇による安全ではない活動も著しく増加している」と述べて、懸念を示しました。

また、台湾周辺での中国の活動について「われわれは挑発的で不安定な軍事活動が増加しているのを目の当たりにしている」と指摘しました。

その上で「われわれはどちらかからの一方的な現状変更に断固として反対し、台湾の独立も支持しない。台湾に関するわれわれの方針は変わっていない」と述べ、アメリカが引き続き台湾の自衛を支援していく考えを示しました。

さらに「同盟関係は安定の重要な源泉だ。われわれの統合された抑止力は同盟国であるオーストラリアや日本などとの結びつきを中心に据えていくことになる」と述べて、中国を念頭に同盟国との連携を強化し、抑止力を高めていく考えを強調しました。(NHK)