デレク・ショービン被告(写真:kgou.org) |
アメリカの中西部ミネソタ州で去年5月、黒人のジョージ・フロイドさんが白人の警察官におよそ9分間にわたって首をひざで押さえつけられて死亡し、その後、これに反発するデモが各地で起きて人種差別への抗議活動が全米に広がりました。
この事件で、フロイドさんの首を押さえつけたとして殺人などの罪に問われている元警察官のデレク・ショービン被告に対する裁判が29日、開かれました。
この中で検察官は「被告はひざで首を押さえつけるという危険な行為、過剰な暴力によってフロイドさんの命を奪った。殺人の罪に問われるべきだ」と述べたのに対し、ショービン被告の弁護士は「亡くなったのは心臓の病気が原因だ。被告は必要な対応を取っただけだ」と述べて無罪を主張しました。
裁判所の周辺では審理の開始にあわせて元警察官の有罪を求める集会が開かれ、参加者はフロイドさんが首を押さえつけられたのと同じ時間、地面にひざをついて人種差別への抗議の意思を示しました。
裁判はアメリカの主要メディアを通じて全米に生中継され、高い関心を集めています。

