核合意の立て直しに向けたアメリカとイランの間接協議は、先月29日からオーストリアの首都ウィーンで5か月ぶりに再開され、アメリカによる制裁の解除やイランによる核開発の制限をどう進めるかについて話し合われました。

3日の協議のあと、仲介役のEUのモラ事務次長は「時間は無限ではない。明らかに切迫した局面だ」と述べて、具体的な進展が見られない協議の状況に危機感を示しました。

そのうえで、各国交渉団は協議をいったん打ち切り、来週中頃に再開すると明らかにしました。協議では、これまでイランがアメリカに対し、全面的な制裁の解除や二度と合意から離脱しないことを確約するよう求めていますが、アメリカは応じる姿勢を示しておらず、双方の溝は埋まっていません。

イランは制裁への対抗措置として核開発を加速させていて、協議が行き詰まりを見せる中、核合意の立て直しは岐路にたっています。(NHK)