【ビエンチャン=吉村英輝】フィリピンのドゥテルテ大統領は7日夜、ラオスの首都ビエンチャンで、オバマ米大統領と非公式に短時間会話を交わしました。フィリピンメディアが、政府幹部の話として伝えました。米ホワイトハウスも8日、「儀礼上の挨拶と見なしている」と接触を認めました。
両大統領は7日夜、8日開催の東アジアサミット(EAS)に参加する18カ国の首脳の夕食会に参加しました。その直前に控室で初めて面会したといいます。フィリピン側は「お互いの表情は穏やかだった」としていますが、会談の内容は不明です。

(写真:phapluatplus.vn)
ドゥテルテ氏は、6日に予定していた米比首脳会談を前に、報道陣の質問へ、自身の犯罪対策に人権上の問題を問うとしていたオバマ氏を「売春婦の息子」などとののしりました。これを受け、米側は会談中止を通告しました。ドゥテルテ氏は謝罪の声明を出していました。
8日の米ASEAN首脳会議で向き合うことになるのを前に、非公式接触で、ドゥテルテ氏から直接の謝罪があった可能性もあります。
フィリピン側は、同盟関係の修復へ首脳会談の再設定を要請していますが、米側は明確な対応を示していません。非公式接触後の7日夜の夕食会では、両氏は遠く離れて座り、視線を合わせるそぶりも確認できませんでした。
