(NHK)アメリカのルー財務長官は、27日、ワシントンで講演し、イギリスが国民投票でEUからの離脱を選択したことについて、「先週末、金融市場で大きな変動があった。アメリカ経済にとって、新たな逆風になる」と述べ、世界的な株安など金融市場の先行きに警戒感を示しました。

そのうえで、「金融市場は、無秩序な動きにまではなっていない。各国の中央銀行もすべての通貨について流動性を確保するため、イギリスの中央銀行と連携している」と述べ、市場に冷静な対応を呼びかけるとともに、あらゆる政策を実行してアメリカ経済への悪影響を防ぐ考えを強調しました。
また、同じ会場で講演したアメリカのフロマン通商代表は、アメリカとEUの間で行われている自由貿易協定の交渉がイギリスのEUからの離脱によって、どのような影響を受けるのかについて、「今、交渉への影響を見極めているところで、引き続き、包括的な協定を結ぶため、残された課題の解決に取り組む」と述べ、妥結に向けて協議を続ける考えを示しました。
