(NHK)CIAのブレナン長官は16日、議会上院で証言し、過激派組織ISに関する最新の分析結果を明らかにしました。この中でブレナン長官は、アメリカなどの有志連合による軍事作戦の結果、ISはシリアやイラクで多くの支配地域を失い、資金力も低下していると指摘しました。


CIAのブレナン長官
(写真:ロイター)


一方で、リビアやエジプトのシナイ半島で勢力を拡大し、各国に支部を作るなど、国際的な組織網を徐々に構築しており、戦闘員全体の規模は数万人と、国際テロ組織アルカイダの絶頂期をはるかに上回るという見方を示しました。

そして、この組織網により、世界各地でテロ攻撃を仕掛けられる能力を維持し、訓練した戦闘員を難民に偽装したりしてヨーロッパなどに潜入させようとしていると警告しました。

ブレナン長官は「ISは団結力と回復力がある手ごわい敵で、勢いを取り戻そうと戦略や戦術を修正して、国際的なテロ活動を強化していくと判断される」と述べました。

また、ブレナン長官は、フロリダ州で起きた乱射事件の実行犯はテロ組織との直接的なつながりはないという見方を示す一方、ISに感化された人々によるテロの危険性も指摘しました。