(写真:AP)

アメリカのバイデン大統領は、就任以来初めてとなる中東のイスラエルやサウジアラビアなどを訪問するため、12日、首都ワシントン近郊のアメリカ軍基地を大統領専用機で出発しました。

このうち、サウジアラビアでは湾岸地域の産油国の首脳などとの会合に出席して、原油の増産を直接呼びかけることにしています。

バイデン政権はジャーナリストの殺害事件など、サウジアラビアが人権問題を抱えているとして、たびたび非難してきただけに、今回の訪問には批判も出ていて、バイデン大統領自身も「私の決断に反対する人が多くいることは分かっている」としています。
一方で、ことし秋に中間選挙を控えるバイデン大統領としては、国民の不満が高まる記録的なガソリン価格の高騰に歯止めをかけたい考えで、ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官は「大統領は打てる手はすべて打つ」と強調しています。
ただ専門家の間では、産油国が大規模な増産に応じるかや、目立った価格の下落につながるかどうかは不透明だとの見方も出ていて、バイデン大統領の今回の訪問が、どこまでの成果につながるかが焦点となっています。(NHK)