(写真:AFP/TTXVN)

一方で、ISと戦ってきた現地のクルド人勢力主体の部隊は完全な勝利と呼ぶにはいましばらく時間が必要だと異なる認識を示しています。

アメリカのトランプ大統領は先月28日、訪問先のベトナムからの帰国途中、経由地アラスカ州のアメリカ軍基地で演説し「シリアにあったISの支配地域をついに100%奪還した」と述べました。

ただ、アメリカ軍の支援を受けてシリアでISと戦ってきたクルド人勢力主体の部隊は先月28日、トランプ大統領の発言に先立って「ISに対する完全な勝利を1週間以内に宣言する」と述べ、ISとの戦いは最終盤にあるものの完全な勝利と呼ぶにはいましばらく時間が必要だと、異なる認識を示しています。

トランプ大統領は、去年12月、ISを打倒したと宣言し、アメリカ軍をシリアから撤退させる決定を明らかにしましたが、この決定をめぐっては、時期尚早だという指摘が相次いでいました。

トランプ大統領としては、支配地域の完全な奪還を宣言することで、シリアからの軍の撤退を急ぐねらいがあるものとみられますが、現地の部隊との認識の違いが浮き彫りになっています。