
写真提供: Canadians.org
【時事】アメリカのオバマ大統領は5日、日米など12カ国が大筋合意したTPP環太平洋連携協定に署名する意向をアメリカ議会に通知しました。大統領は通知の 90日後に協定への署名が可能になり、議会の承認手続きへ向かいます。12カ国は来年2月にも署名手続きを取り、TPP交渉に正式合意します。
TPPはアメリカが批准しなければ、事実上発効しない仕組みです。署名後は、アメリカ議会が批准のためのTPP実施法案を承認するかが焦点となります。オバマ大統領は議会への通知文書で「TPPはアメリカに輸出機会と雇用をもたらす」と訴え、早期承認を求めました。
6月に成立した大統領貿易促進権限(TPA)法により、オバマ大統領はTPP署名の90日前までにアメリカ議会に意向を通知する義務がありました。大統領の署名後、アメリカ議会は政権との調整を経て、TPP実施法案の審議を始め、90日以内に採決します。
ただアメリカ議会がすぐに審議に乗り出すかは不透明です。与党民主党には、貿易自由化による雇用悪化を懸念する声が目立っています。野党共和党にも「米政府の譲歩」に批判があり、共和党指導部のマコネル上院院内総務らは大筋合意の内容を精査する意向を示しています。
